このレビューはネタバレを含みます
"わたしは英国と結婚します"
女性としての幸せを捨て、生涯独身を貫き、英国の為に身を捧げたテューダー朝最後の女王エリザベス1世。
大国スペインやフランスの介入から国を守り、次々と訪れる謀反や暗殺の危機も回避。その中には側にに置いていた愛するロバート卿も含まれていた。
カトリック vs プロテスタント
皮肉にもエリザベスの父と母が引き起こしたローマ教会からの破門が巡り巡って、次世代のメアリー1世とエリザベス1世にまで及ぶという悲劇。
断髪は、君主としての決意の表れなのかしら。女性としての感情を捨て去り、中世的な神々しい存在にまで昇り詰めたかのよう...。
女性としての哀しみに満ちた、死の床でロバートの名を呼んだというエンドロールにグッときた。
その後のエリザベスの黄金時代、ゴールデン・エイジを引き続き観なくては。
2022-413