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エリザベスのtaruponのレビュー・感想・評価

エリザベス(1998年製作の映画)
3.8
これも、以前から見ようと思っていてタイミングを逸していたもの。
「エリザベスとメアリー」を先日観たし、やっぱりケイト・ブランシェットを観なきゃねって思いました。
これは、エリザベスの即位前から即位、そして処女王としての自覚を持っていくまでの治世の前半を描くもの。
まだ、即位前の迫害はされても普通の姫だった時代から、女王としての自覚を持ち、男の心を持つ女王となっていく過程の、エリザベス自身の戸惑いや揺れを表現するケイト・ブランシェットが瑞々しく初々しい。
全体の流れは起伏に富んでドラマとして面白いし、衣装、美術も豪華で見ごたえたっぷり。
ただ、いろいろな利害関係がある人間がぞろぞろ出てくるし、女王の結婚問題に焦点を当てていて、その他の部分はさらっといろいろ出てくるので、各登場人物が誰でその立場やどういう役割かなどがすぐにピンとくるとより楽しめるかも。
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