いち麦

ワイルド・ビルのいち麦のレビュー・感想・評価

ワイルド・ビル(2011年製作の映画)
5.0
(カリコレ) 出所した父親が二人の息子に認められようと必死に彼なりの健気な姿を見せ、その父性愛がいじらしくさえ見える。父子たちを執拗に闇へ引きずり戻そうとする劣悪環境や疑似家族の束の間の団欒なども見応え十分。特に父母に捨てられたと思って心に深い傷を負った少年の複雑な思いをリトル・ランボーズのW.ポールターが表情豊かに演じていて唸った。悪党役A.サーキスのオーラも相変わらず強烈。一般公開を求む。
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