さとし

ラストミッションのさとしのレビュー・感想・評価

ラストミッション(2014年製作の映画)
2.9
久々にこの監督の作品を見ましたが、相変わらず人間を描くのが下手ですね。
確かにアクションシーンには定評があります。でも、そこまでですね。いろんな要素がごちゃ混ぜになって返って混乱しました。一体何を描こうとしてるのか最後まで不明でした。

ケビン コスナーは悪いクセである途中で諦めるということをここでもやっています。今回は死を目前にしたエージェントでよくセキをしなきゃならないのですが、脚本がそれを求めたのかはわかりませんが、途中からやめました。そして、前半いかにも病気っぽく声を低くしていたのも諦めました。一体どうなってるのでしょうか?最後までわかりませんでした。

それにしても、アンバー ハードは好きになれないですね。ちょっとビッチ感が強くて顔が強烈です。きつい顔をしています。最近では「アクアマン」に出てましたが、もう少し監督がイメージを変えるとかどうにかならなかったのかなという気がしています。

ヘイリー サインフェルドは明らかに勉強の作品ですね。コスナーのようなベテランを相手にちょっとぎこちないのですが、頑張ってるなという気はしています。しかし、彼女はコスナーよりは皮肉にもバンブルビーの方が化学反応はありました。

この作品のタイトルは邦題が「ラストミッション」で原題は”3 Days to Kill”です。つまり3日間の暇つぶしという意味ではなく3日以内に殺せという意味です。3日間は72時間ですからあの「96時間」よりはスピード感のある作品を期待したのですが、私がバカでした。

やはり、MAC Gは合わないですね。所々はいいんですけどね。あのカーチェイス等は良かったんですけどね。列車シーンやデイスコのシーンは何が何だかわかりませんでした。父と娘のシーンも脚本の段階では良かったんだと思いますが、MAC Gはあんまり興味なかったんでしょうね。そういうことが伺えます。あとこの監督はああいう風に任務中に娘から電話がかかってきて中断するみたいな場面が面白いのでしょうか?描き方が下手です。

何はともあれ、アクションにしか興味ない監督に映画は作れないですね。
これはダメです。
さとし

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