カッチェ

西遊記 はじまりのはじまりのカッチェのレビュー・感想・評価

3.4
感想①「チャウ・シンチーは出て来ない」
主役じゃないのは知ってましたが、てっきり本編に出てくると勘違いしてました。ただチャウ・シンチーは出て来ないけど、いつも通りの彼の作品。アクションあり、コメディあり、ブラックユーモアありのお祭り作品です。

感想②「最初からアクションシーン」
西遊記を題材にした今作は、三蔵法師と孫悟空らが出会う前の物語です。なのでゆっくり話が進んでいくのかと思っていたら、いきなり最初からアクションシーン満載で驚きました。アジア映画なのにお金かかってますね。

感想③「わりとエグイです」
冒頭の戦闘シーンを観れば分かりますが、わりとエグイ描写多いです。極悪な妖怪がたくさん出てくるので、犠牲になる人間の数が多いんですよね。まぁ作品はコメディシーン中心ですけど、小さいお子さんには観せない方が賢明かな。

感想④「イケメンの無駄遣い」
イケメンが出てきてサーっといなくなります。全体的にアクが強い。無駄に裸になったり、顔が油でテッカテカで気持ち悪かったり、虚弱体質だったり、イケメンなのに常にお婆さん達(召使)に囲まれてて絵面が厳しかったり…チャウ・シンチーらしいアクの強さ。

感想⑤「天竺まで行けそうにない」
西遊記のはじまりを描いた今作は、天竺へ旅に出るまでを描いてます。でも三蔵法師は普通の人で頼りないし、孫悟空・沙悟浄・猪八戒はとにかく極悪。特に孫悟空は観たあとで好きになれる人少ないのでは(笑)

感想⑥「スー・チーはいつまで経っても魅力的」
男くさいこの映画でのヒロインは、スーチー演じる最強の女性妖怪ハンターの段です。オリジナルキャラクターなのですが、主人公である若き妖怪ハンターの玄奘に一目ぼれしてしまうという重要な人物。金の輪っかを自在に操って妖怪を倒す彼女ですが、とにかく技が派手でかっこいい。そんな強い彼女が、弱々しくて頼りない玄奘に惚れちゃってツンデレを発揮しまくるんですから、ニヤニヤが止まりませんよ。しかしスー・チーはまったく老けませんね。久しぶりに彼女が出てる作品を観ましたが、いつまでも変わらないその魅力を堪能できました。
カッチェ

カッチェ