とか26

テロ、ライブのとか26のネタバレレビュー・内容・結末

テロ、ライブ(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公が犯人に
追い詰められていくって展開自体は
あらすじ見ただけで分かることですが、
誰がここまで規模のデカい
死闘に発展すると予想できるものか。。

1時間30分という
信じられない短尺から繰り出される
息をもつかせぬテンポの良さは
掴みの時点からフルスロットル。
開始5分で観客を掴み、
そこから一歩たりとも観客を動かさずに
映画の前に縛り付ける。

最後の最後まで
一瞬たりとも事件が好転せず、
裏が出ても表が出ても
どっちにしろ罰が執行されるという
恐怖のコイントスをしてるみたいなもんで
進む先、全て闇。
最初 嫌味に見えてた主人公が、
どんどん やつれていく姿に
目が離せなくなります。

犯人の声めちゃくちゃ若いのに
30年前の事件に関わってたっていうのが
ずっとハテナだったんですが、
やっぱりそこがトリックになってたのは
めちゃコメディだなぁと思いました。
あんなの鬼太郎じゃなくても
違和感レーダー反応するでしょ。

爆破ネタは数あれど、
隣のビルが爆破されることで
主人公のシチュエーションが
一気にアクション映画みたいになるのは
なんて愉快なんだと感銘を受けました。
ホント一筋縄じゃいかない
韓国映画大好きです。
今作はグロテスクが抑えめなのに
すこぶる面白いのも良かった。
数えきれないくらい人死んでるけど。

奥さんごと橋が陥落した時の
ハ・ジョンウさんの、
動揺と仕事モードの2つが脳内で正面衝突して
奥さんとか いろんな記憶が
フラッシュバックしてるような演技が
印象的でした。
巻き戻して数回見返す演技。

こんなん観ちゃうと
【ギルティ】とかの電話連絡映画が、
田舎のタバコ屋さんぐらい
こじんまりした映画に見えて
仕方なくなるなぁ。。

ありがとうございました。
とか26

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