あるきっかけから老いなくなった女性のラブストーリー。
人から逃げ、愛からも逃げ、身を隠し、点々と過ごす、アデライン。大好きな人や良くしてくれる人、そして自分に嘘をつきながら生きる人生って、辛いし、切ない。
若い時のまま永遠に生きられることって、誰もが一回は望んだことがあることだけど、本当にそれって幸せなのか。
自分はあの時のまま変わらないのに、周りの人たちはどんどん歳を重ねていく姿を見届けるのってきっと辛いだろうな。
おじいさんとなった元恋人との再会には、心が張り裂けそうだった。
…思ったほど、永遠に生きることって幸せじゃないのかもしれない。
時が動き出すアデラインと彗星。最後はとても素敵でした。
そして、犬のリースが亡くなった時の、獣医さんの言葉が素敵で印象的だった。
''How lucky you are to have found each other''
