つばさる

ぼくを探しにのつばさるのレビュー・感想・評価

ぼくを探しに(2013年製作の映画)
3.6
ジャケ写が気になりレンタル。
「ジャケ借り」?(笑)

長編アニメーション「ベルヴィル・ランデブー」や「イリュージョニスト」の監督による初の実写長編作品。※「ベルヴィル・ランデブー」のサントラ楽曲「アッティラ・マルセル」から着想を得たとの事。この2作まだ観てないけどこれを機に観たい

ストーリー ★★★☆☆
ピアニストのポール(33)は2歳の時に両親を失ったショックで口がきけない。伯母2人の家で静かに暮らしてる。
ある日出会った同じアパルトマンに住む不思議な女性、マダム・プルーストが淹れたハーブティーを飲むと気が遠くなり、音楽と共に昔の記憶が蘇る。
この映画では思い出せない両親の死の謎が最大のキーとなる。
切なくも優しいエンディングがすごく好き

キャラクター★★★★☆
2人の陽気な伯母さん達が最高!
出演者がほぼ高齢者で平均年齢が高いけど、ポールは皆から愛されエネルギーをもらってる。
野獣のようなレスラー、アッティラ・マルセルはポールの父親で、ギョーム・グイという俳優がこの対照的な二役を演じてる。

オシャレ度 ★★★★★
マダム・プルーストが家の中で栽培してる野菜が絵画のフレームのようで、すごくオシャレ!
ファッションやインテリア、オルゴールなどの雑貨も可愛いらしい❤️
着ぐるみのカエル達による演奏がツボ!

エンタメ度 ★★★☆☆
全体にゆったりとした流れ。エンタメというより癒しの映画。

メッセージ性★★★☆☆
喋らないポールだけど、彼の心の変化と成長を感じられる。
おもいがけず下ネタや差別をブッ込んできてて、エッジが効いてる
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