郊遊 ピクニックに投稿された感想・評価 - 8ページ目

『郊遊 ピクニック』に投稿された感想・評価

今年からツァイミンリャン監督作品を見始めた。
「青春神話」「河」では、洗面所で「カァーッペッ!」とおじさん特有のうがいをしていたのはミャオティエンだったが、本作ではついにリー・カンションがおじさんう…

>>続きを読む
ryosuke

ryosukeの感想・評価

4.8

抑制の効いた長回しロングショットによる冷たい質感の画が美しい。
汚い街、野外での小便が映画の力で神秘的になる。
同日に見た「河」がリアリズム重視だったのに比べると、撮り方も凝っている感じ。カメラを真…

>>続きを読む

完璧、でありながら特異性も高い。
欠陥が本当に本当に一カ所もない。(クーリンチェ236分版やラヴ・ディアスなんかに騙されてる人には是非これ観て真の傑作に震えてもらいたい、、なんて勝手に偉そうに言う。…

>>続きを読む
床ずれ

床ずれの感想・評価

4.0
「行者」シリーズで李康生は都市を異化する「異物」であったが、ここでは人間立て看板として風景と同化し、埋没する。震えながら歌う歌から聴こえる力強い抵抗の意思。野良犬の闘いは長くて静かでアツい。
Stream

Streamの感想・評価

4.0

人間の生活、様子、みんながしていることなのに誰もみないものなどを撮ってしまうところが、とても良い。

1つのシーンがとっても長い。こんなに長く、俳優の表情や行動をカットせずにやってのけるものを知らな…

>>続きを読む

二度目だが全然ピンと来てない。説明が全然ない上に時間軸がぶっとんだりしてて今まで見てきたミンリャンの中でも本当にぶっちぎりで訳が分からない。後半はリアルというより幻視っぽいと思った。

一つ言えるこ…

>>続きを読む
大越

大越の感想・評価

4.5

よーし、みんな今すぐ映画館の座席に小便かけてマーキングしろ!ここが俺らの領土や!

「我らの領土の山河」=壁画=映画=理想
理想は寄り添えれど逃げていく。
スクリーンの中には入れない。
ここで生きて…

>>続きを読む

YouTubeにあるのは字幕が分からなかったので、今回ようやく蔡明亮の引退作の全貌に触れることができた。これは李康生の表情の映画であり、寝食の空間である家を失い都市をさまよう家族の物語だった。野良犬…

>>続きを読む
1000

1000の感想・評価

4.0

この作品のレビューにふさわしい文体を探したが、とても見つからなかったので、もう適当に喋る。
蔡明亮作品は、どれも救いようのない駄作でありながら、近年稀に見る傑作ばかりだ。「Aは"A"でありつつ"非A…

>>続きを読む
yuma

yumaの感想・評価

4.8

 再) 観た者にしか与えられない、そして言葉にし難い「何か」を宿している作品。この'言葉にし難い'という表現は、監督からすれば最高の褒め言葉なのかもしれない。なぜなら言葉で簡単に補完できたなら、映像…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事