エイデン

キョンシー/リゴル・モルティス 死後硬直のエイデンのレビュー・感想・評価

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廃墟じみた巨大団地に1人の男が荷物1つで越してくる
守衛のインに案内されて2442号室へとやって来た男は、天井にロープを掛け首吊り自殺を試みる
実は男は死に場所を求めてここへとやって来たのだった
すると、ロープが首に食い込みもがく男に惹きつけられたのか、布を被った悪霊が現れ彼に取り憑こうとする
その時、突然現れた男ヤンがそれを阻止し、道術でそれを跳ね除け男を助けるのだった
命を救われた男は抜け殻のようになりながらも、ヤンが経営する定食屋に連れて行かれ事情を尋ねられる
男は元俳優で、かつて主演映画がヒットし時の人となったが、今では落ちぶれて妻も子も亡くし孤独の身となっていた
そんな彼にヤンは目を掛けるのだった
一方、団地で仲睦まじく暮らす老夫婦の夫トンは、ゴミを捨てに階段を降りていた際 不気味な気配を感じ足を滑らせてしまう
帰らぬ夫を心配した妻のムイは、トンが首を折って死んでしまったことを知る
それが受け入れられないムイは、団地に住むもう1人の道士ガウに夫を蘇らせてくれるよう頼み込むのだった



ご存知キョンシーが大暴れするチャイニーズ・オカルトホラー

もう何か出るとしか思えない不気味すぎる団地を舞台に、死んだ目をしたチン・シウホウとメッチャ強いキョンシーが一大決戦!
監督のジュノ・マックの趣味なのか、殴れるなら殺せるんじゃねえか?っていう脳筋仕様で、キョンシーとガチめの肉弾戦を繰り広げたり
主に編集面をプロデュースした清水崇の影響もあって、やたらイカした演出の道術やカッコよすぎる悪霊が出てきたりと全編お祭り騒ぎで、中華なオカルト世界を見せつけられる素晴らしい映画
画力に次ぐ画力の連発にははしゃぐしかなかった

そしてキョンシーと言えば『霊幻道士』シリーズだというミドルな世代の方々
実は『霊幻道士』のリブート企画だったりする本作は特にオススメ
キャストの顔ぶれをご覧・・・そぉら観たことがあるだろう
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