ブラック・スキャンダルの作品情報・感想・評価

ブラック・スキャンダル2015年製作の映画)

Black Mass

上映日:2016年01月30日

製作国:

上映時間:123分

3.3

あらすじ

アメリカ・ボストンで生まれ、幼なじみとして育った3人の男たち。70年代、固い友情で結ばれた彼らはギャングのボス、FBI捜査官、有力政治家として、大きな権力を握るようになる。しかしこの絆はやがて、アメリカの正義の根幹を揺るがす大事件へと変貌する…… マフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリーは、イタリア系マフィアと抗争をくり広げるギャングのボス、バルジャ―に敵の情報を売るよう話を持ちかける。F…

アメリカ・ボストンで生まれ、幼なじみとして育った3人の男たち。70年代、固い友情で結ばれた彼らはギャングのボス、FBI捜査官、有力政治家として、大きな権力を握るようになる。しかしこの絆はやがて、アメリカの正義の根幹を揺るがす大事件へと変貌する…… マフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリーは、イタリア系マフィアと抗争をくり広げるギャングのボス、バルジャ―に敵の情報を売るよう話を持ちかける。FBIと密約を交わし、情報屋の立場を悪用して敵対する組織を壊滅に追いやるバルジャ―。出世欲の強いコノリーと、名声を望む政治家のビリーもまた、彼と手を組み権力の座を駆け上がっていく。3人の利害が一致したのだ。 欲望と権力にまみれ、狂気を加速させる悪党たちは、どこまで腐りきっていくのか──? ギャング、FBI、政治家が手を組んだ、アメリカ史上最悪の汚職事件=スキャンダルがいま暴かれる!

「ブラック・スキャンダル」に投稿された感想・評価

カトリックのミサといえば、神父が丸い小さなお菓子「ホスチア」を信者の口に入れて十字を切るあれだ。『ブラック・スキャンダル』原題の「Black Mass」(黒いミサ)とは、ヤクザのバルジャーがホスチアよろしく子分や関係者に施した“恵み”を現しているのだろう。
活きのいい若者には景気のいい施しを与え、幼馴染みのFBI捜査官に対立するヤクザの本部を教え、新事業を共にするヤクザ仲間には信頼の証として大金を与える。しかし、カトリックのミサと違うのは、その裏に「無制限の寄付」の要求があるところだ。
この映画に寓意のようなものがあるとすれば「ヤクザとの約束が果たされたら無制限の寄付を求められる」といったものになるだろう。
だが、この史実自体が孕んだ寓意は、「無制限の寄付」の裏にあるヤクザの家族的な関係性だ。親が子に向ける愛情は見返りを求めない無制限にあふれ出る、正に「無制限の寄付」だ。同様の“愛”を子分たちに求めるのがヤクザの親分である。
バルジャーも子分たちに僅かな瑕疵も無い絶対の信頼を求める。同様に愛する息子や母親、弟に無制限の愛を傾ける。特に息子へは強く絶対の愛を。その愛の対象たる家族を少しずつ失い、バルジャーの愛は奇妙な方向へ向かう。
その愛の混迷さを混迷したまま描き出しているあたり、同分野での、たとえばスコセッシの手腕には届いていない。
これ、ジョニーデップじゃなくてもよくね?

二時間ずーっとそう思ってました
日本で一番悪い奴らのアメリカ版。いや逆か。どこいっても同じって事か。
警察とマフィアが一時であれ損得抜きに仲間という時間があまり見えないので、感情移入はできなかった。
人間のこわさ
「マスコミが頭皮の事ばかり取り上げるから全てカミングアウトするよ」

『ジョニー・デップがノーメイクで挑む問題作、これがホントの現実頭皮…⁉︎』
( 週間文醜 07月21日付け記事より抜粋 )

↓あらすじ
マフィアを逮捕出来ない無能なFBIは世間からバッシングを受けていた。汚名返上しマフィアを一掃する為にFBI捜査官が旧友でマフィアのボスでジェームズ(ジミー)・バルジャーに取引を持ちかける。取引というのはバルジャー・ファミリーの犯罪行為を黙認する代わりに敵対するアンジェロ一家の情報提供するというもの。取引で自由を得たバルジャー・ファミリーは勢力を拡大しジミーはボストンの犯罪王に成り上がる。FBIはジミーの協力でアンジェロ一家を一網打尽にする。やがてバルジャーの横暴が日増しにエスカレートして行くと、次第に風向きが変わり…

・感想
シザーハンズのイメージから脱却するためハサミで頭を丸め変わり果てた姿で臨む、化けてばかりのジョニデがハゲる異色作、ゴッドファーザーになれず髪に見放されたマフィアの栄枯盛衰を描きながらFBIに隠された醜聞を暴露する問題作である。警察組織とヤクザの持ちつ持たれつの関係性を世間に知らしめて公然と糾弾する社会派作品にカメレオン俳優のジョニー・デップ?…またジョニデの着せ替え劇か?と危惧したが意外にもハマリ役だった。妙にリアリティのある髪型はさて置き、北野武のヤクザ映画のピリピリと張り詰める独特の雰囲気があり、いつキレるのやら分からず、自分が手下になったみたいにハラハラしていい意味で居心地が悪い。社会派作品だからマフィアのボスがダークヒーローとして描かれるわけが無く、手下がタレコミするのは絶対に許さないが自分がサツにタレコミするのはOKという独裁的俺ルールを発動したり、協力して自由を得ながら悪事に精を出して情報提供を怠けたり、手下の愛する親族でも目の前で平気で絞め殺したり、ドン・コルレオーネのように慕われるような出来た人間では無い。あくまで1人の悪人として描かれている。美化されない程度に淡々と悪役を演じたジョニデの裁量が良かった。史実がベースだから、盛る事なく忠実に(誇張があるかもしれないが)再現した作品だから、任侠モノみたいな深みはないが、スキャンダラスな内容に野次馬根性がうずく作品ではあると思う。

・髪一重
事実は小説より〜と言うが社会派路線故に物語としての起伏に乏しく地味。展開が読めてしまう。主人公ジミーは激情家である。仲間想いで深い慈悲の心がある。しかし裏切りが発覚すると豹変、即座に抹殺する。家族愛にも溢れた人物でとても教育熱心でもある。しかし、愛する息子が事故で植物人間になってしまうと妻と口論、家庭崩壊。愛憎は紙一重と言うが、この男がまさにそれである。とにかく感情が深すぎる。不安定。FBIが手のひら返しを始めてファミリーが傾きかけた時の晩食のシーンが特に痛々しい。料理に舌鼓を打って、レシピを教えて欲しいと言い、「これは我が家だけの秘密だから」と何気無い答えが逆鱗に触れ「その言い様だと俺はファミリーじゃないってことか?」と逆上。その後で冗談だと場を諌めるがあの凄みは本物の殺気にしか思えない。手下からするとこれほど仕えにくいボスはいないだろう。観てるこちらから同情してしまうくらいだからファミリーの行く末と薄々察しがついてしまう。従って物語としての面白味には欠ける。スキャンダルの暴露が主題だし、カリスマ性に溢れるギャングスタのノワール映画という路線では無いのでこれくらいが丁度いいかも。
人を殴る時は誰も見ていない所でやれ。
選択肢は常にあった。
お前が選択を間違えただけ。
根からの犯罪者。
2G

2Gの感想・評価

3.6
記録
Ancojam

Ancojamの感想・評価

3.0
普通の顔で演技するジョニデを観ようと視聴

しかしカツラに特殊メイクバリバリのいつものジョニーディップだったので心折れる

ジョエルエドガードンが憎たらしい良い演技をしていたのでこちらの盛衰をもう少し詳しく観たかった
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