ねこ無双

トランストリップのねこ無双のレビュー・感想・評価

トランストリップ(2013年製作の映画)
4.0
2回目鑑賞
初めて観た時はどう捉えていいか消化不良を起こした映画。もやもや。
鑑賞して何これ?という反応の方もいるかも…
ジュノー・テンプル、エミリー・ブラウニング出演。マイケル・セラが悪ノリ男で飛ばしてます。

徹頭徹尾、地味に神経を削られる。
旅先で初めての人達と触れ合い、人生再発見という映画は多々あるけれど、これは人生最悪の旅。

いとこに会いにチリを訪れた主人公。その友人たちも交え、チリ南部旅行する事に。途中いとこが急用で抜け、初対面の一行の中に取り残された主人公。携帯も圏外、簡単には帰れない逃げ場無しの孤島。

自分とノリの合わないグループにフォローなく1人で取り残されるこの仕打ち。
しかも、彼らのやる事がことごとく主人公の地雷を踏みまくり…
彼らからすると、ノリの悪い女が入って来たっていう見方も出来るし…いとこや〜い。

主人公の臨界はひっそりと訪れ…
そしてさらに泥沼にはまり込む周囲の行動も怖い。何とかしようがないの、これ。
もやもや。

原題はmagic magic
ファンタジーでもないだろうに、どういう意味なんだろう。映画中に出てくる催眠術とか、南部部族のまじないとか?
この原題なんか好きです。