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ウィークエンドはパリでのsのレビュー・感想・評価

ウィークエンドはパリで(2013年製作の映画)
4.5
かの名作『ノッティング・ヒルの恋人』があまり響かなかった思い出があるのでロジャー・ミッシェルか〜という気持ちもありつつnetflixの配信が今日で終わるというので観た
妻のメグは完全に自分みたいで30年後夫にあんな風な態度を取る未来が見えまくって少しゾッとしたところもあったが夫(男性)の愛情の深さを垣間見ることで自己を見つめ直したり
中盤で微かにNick Drakeの「Pink moon」が鳴るシーンがあって、この曲が本当に好きなんだけど頭の中でやっと夫の名前Nickと重なってあっとなる
ホテルのテレビでは大好きなゴダールの『はなればなれに』のダンスシーンが流れてて見よう見まねで二人で踊る姿がとても良い 若いカップルではなく熟年夫婦が踊るからこその良さだ
ラストはカフェで3人そろって例のマディソンダンスを踊る 彼女がラスト10分くらいから頭にかぶり始めた帽子と黒い服はこのラストシーンのためにあったのだなということ そして徹底したあのモノクロでまとめた服装 アーガイルのセーターまで揃えてくるのね、、ゴダールへのオマージュ、愛が感じられる素晴らしいラスト
そしてエンドロールではまさかのNick Drakeの「Pink moon」再び
とても良い映画です 歳を取ったらまた観直したい
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