ひでやん

グッド・ライ いちばん優しい嘘のひでやんのレビュー・感想・評価

3.7
スーダンの内戦によって両親を殺された子供たちが、ケニアの難民キャンプまで徒歩で逃れる。とんでもない距離をひたすら歩く子供たちにとって、それはあまりにも過酷だ。

敗戦から70年以上も戦争をしなかった日本人にとって、こういう映画を観て、内戦事情を知ることは大事だと思う。
映画を観て、携帯でレビュー書いて、漫画読んでゲームして、便利な世の中だな、と思う自分は、スーダンの内戦を観て過酷だなと思う心の奥で、対岸の火事だと思う気持ちもある。平和ボケである。

アメリカに渡った子供たちは、文化の違い…というか、文明の違いに戸惑う。
その姿に少し笑ったが、ケニアまでのシーンを思うと心の底から笑えない。
江戸時代から現代の都市にタイムスリップした話なら笑えたが…。

グッドライの意味を知り、観て良かったなと思った。
ひでやん

ひでやん