「是枝裕和監督は自分のお気に入りだ」。
と、プロフなんかでも語ってる割には、実は意外とまだ観れていない作品も多くて。
なんかなぁ。
ずっと、好きな監督さんだったし、もう絶対っていう位、
いつかきっと観るだろうと思っていたという、
自分にとっては”約束の一作”だったので、ついついタイミングを計り過ぎてた部分があったのは否めないんですが、今回、ようやく鑑賞する事が出来ました。
そして、やっぱりとても良かったですね。
でも、自分が好きだった頃の是枝監督作品とは、少し印象が違ってて、
やっぱり、それは出演した俳優陣の彩りが強過ぎたように感じたのが、
なんかいつもの是枝監督と違って見えたのかなぁと思いました。
綾瀬はるか。
長澤まさみ。
夏帆。
広瀬すず。
この4人が揃っただけでも、物凄く強力ですよね。
でも、今作はそれが良かったんだと思います。
それは、今作が”宝物”の眩いばかりの輝きを捉えた作品だから。
だから、それを演じる女優陣も、ここまでの輝きがあって良いんだと、そんな印象を強く感じました。
で、この4人に、樹木希林と、大竹しのぶが同じフレームに収まるシーンなんか、
もう本当に、どっかの映画賞並みの雰囲気が、密かに感じられて、
映画ファンとしては、とっても贅沢な一時を味わせて頂きました。
後、あの、ミュージシャンの”レキシ”の人が出てましたねぇ。
で、やっぱいい味出してて、ああいう人の演技を、上手く引き出しちゃうのが、是枝監督の手腕の凄さだなぁと改めて思いました。
や、あの人。
知ってるんです。
SUPER BUTTER DOGも好きだったし、結構、昔からよく知ってるんですが・・・。
そういや、ちゃんと名前、覚えてなかったなぁ。
でも、あえて調べずに、彼についてはこのままにしておこう。
最後に。
この映画は、いつか、我が娘たちにも観て貰いたい作品になりましたね。
これから、どんな風に育って、どんな人と関わっていくのかは、それぞれだと思いますが、
この作品の四姉妹のような、お互いを思いやる優しさと、それぞれが”宝物”のように輝き合うような姉妹になって欲しいなぁと、そんな、ジジイ臭いことを、素直に感じたという、そんな作品でした。
