ろいろい

海街diaryのろいろいのレビュー・感想・評価

海街diary(2015年製作の映画)
3.1
💠favorite line💠
"もう妹なんだから「ちゃん」は付けないわよ。"

🎞️catch phrase🎞️
『家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。』

🎞️story&information🎞️
まぶしい光に包まれた夏の朝、三姉妹に届いた父の訃報。
父の葬儀で、三姉妹は腹違いの妹すずと出会う。
頼るべき母も既に亡くし、それでも気丈に振る舞う、まだ中学生のすず。
そんな彼女の涙を見て、長女は別れ際に「いっしょに暮さない?」と誘う。
四人で始める新しい生活。それぞれの複雑な想いが浮かび上がる――。


監督は是枝裕和。

原作は第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013、第61回小学館漫画賞一般向け部門受賞。
本作も第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品ということで有名。

実は漫画を読んだ是枝監督が映画化を希望した。

出演者の1人の広瀬すずはあえて台本を読まずにその場で演技の仕方を固めたらしい。ほぼアドリブでコケたらおしまいという環境で撮影に臨んでいたとのこと。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
原作未読での視聴です。

ストーリーは
鎌倉で生活する美人4姉妹の家族の物語。
腹違いの妹と同居することになり、全部で4姉妹となった女家族の日常を描いたもの。

基本的には大きな起伏はなく、日常を切り取った素朴な物語。
もちろん明るい日常だけではなく、重い日常も描いている。
開始から早々のお葬式、法事や終末医療。そして複雑な家族関係。
そんな日常では恋・人生・家族のありかたが描かれていた。
居場所のなかった腹違いの妹が次第に打ち解けていく様子が胸に沁み込んでくる😭

メインを演じるは綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。
美人揃いのキャスティングなのでそれだけで一定の価値がありそう。
演技は何とも言い難いけど、樹木希林や堤真一、リリーフランキーが脇を固めており、メインの4人を際立たせていた。

ただ、
重い流れやシビアな設定の割には人物描写に深みが足りない。
どちらかと鎌倉の外観を意識しすぎている。
とは言え、必死に見ないと気づかないレベルだけど、
個々には細やかな心情・雰囲気を表現するための演技や演出はあった。
元々本作は必死に視聴するものではないので、退屈と言われてもしょうがない。

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story:amazon prime参考
information:Wiki参考
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