あーさん

海街diaryのあーさんのレビュー・感想・評価

海街diary(2015年製作の映画)
-
再レビュー♪
今日、何気なくTVを点けたらBS放送でやっていた。

うわぁ、、何年ぶりだろう。。

まだあどけなさの残る広瀬すず(当時16歳?)が、初々しい♪
初めて観た時のことも思い出して、出かける前だったけれどやめられなくなってしまった。。

何が良いって、キャストの四姉妹やその周りの人達が、本当にいる人みたいに思えて愛おしくなってくる所。
自分に正直過ぎる両親に振り回されながらも、強く逞しく生きている姉妹達が何とも健気で、応援したくなる。
お母さん役の大竹しのぶのちょっとだらしない感じがナイス!だし、奇しくも今は亡き樹木希林さんが出ていたのも嬉しかったなぁ。。
姉妹だからと麗しいだけではなく、時にチクチク、トゲトゲする所はリアル!笑 
でも、、姉妹の良さが本当にちゃんと描かれてるんだよなぁ。。
勿論、原作漫画の素晴らしさありきなんだけど、是枝監督やキャストの的確な仕事によって、納得させられる部分も大きい、と改めて。

再レビューしたのは、この良さをもっと伝えたい!という気持ちと
コロナ禍でお花見に行きづらい人に、是非この作品の中で春(他の季節も…)を感じてほしい、と思ったから。
広瀬すずのあの顔!
もう、保存版だよ。。


以下、前のレビュー


海街diary…
これは、三姉妹ともう一人の妹が本当の家族になるまでの1年間の物語。
姉妹達のそれぞれの恋愛事情や仕事、家族、周りの人達との交流を、柔らかく静かに描く。

吉田秋生原作でマンガ大賞2013となると、映画化すればそこそこの成功は約束されているようなもの。そこで大事なのがキャスト!
漫画未読な私が言うのも何だけれど、これは文句なしに大成功じゃないかな?

母代わりのしっかり者長女幸に綾瀬はるか、
恋愛に奔放、はっきり物を言うけどどこかお人好しな次女佳乃に長澤まさみ、
ちょっと天然、個性派な三女千佳に夏帆、
そして、三姉妹と腹ちがいの妹に広瀬すず。
見目麗しいだけでなく、キャラ立ちも演技も無理なくちゃんとしていて、とても感情移入できる。
それぞれの立ち位置からの思いが、切実に伝わってくる。。

カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品で話題になったが、これだけ美しい女優が四人揃うと日本も捨てたものじゃないな〜と改めて思う。
長澤まさみのスタイルの良さは特筆するけれど、日本人離れハンパなし〜

四季の描写も見事だ。
こたつとみかん〜障子貼り〜桜〜梅酒作り〜浴衣〜花火…日本ならではの歳時記が生きている。(その上にお雛様を出すか、しまうかのシーンがあれば完璧だった!)
そして、鎌倉の街の魅力が物語にのせて綴られる。
海、江ノ電、あじさい、切り通し、シラス丼。。極楽寺駅は某ドラマでも有名になった。
ちょっと古き良き時代を思わせる雰囲気は、この映画全体に流れる温かい世界観と見事に合致している。

姉妹達の何気ない生活の様子も、まさに姉妹あるある♪
自分も四姉妹の長女なので、観ながら何度も涙が溢れてしまった。
服の貸し借り、お風呂の順番、電話に誰が出るか…で喧嘩するあたりは心当たりありすぎて笑
妹達がこたつで寝ちゃったり、言葉遣いや食事時の行儀を長女が注意するシーンはあるある過ぎて!
責任感強いが故に背負い過ぎる長女を心配する、次女以下姉妹達の件は胸熱。。

大竹しのぶ、樹木希林、風吹ジュン、リリー・フランキーなど間違いのない役者が脇を固める。
それぞれのお相手も納得の役者陣。よく見たらあれ?レキシ…池ちゃん⁈
あと、まえだまえだの弟が大きくなって、関西弁を封印して頑張ってる〜

音楽が良いなぁ〜と思っていたら、エンドクレジットで菅野よう子さんの名前が…。
間違いない‼︎

最後に…「人が来たらどうすんの⁈」と幸に注意されるすずちゃんの「フフッ」が可愛すぎる!

男性諸氏は卒倒するかも笑


是枝監督の作品の中では、一番好きかもしれない。

何回も観たくなっちゃうなぁ。。




いいね!して下さった方、ごめんなさい🙇‍♀️
ゴシちゃんさん、まつきさん、クロさん、
コメントありがとうございましたm(_ _)m
こちらは消えてしまったけど、スクショしてます♪
あーさん

あーさん