３回目の鑑賞です。
やっぱり好きな映画です。
是枝さんの作品は評価が別れると思います。
そして僕でも作品によって違う。
「海よりまだ深く」も「万引き家族」もやめました。
それでも
市井の人たちの日常風景を切り取ったような作品が好き。
例えば「海街diary」で言えば綾瀬はるかと長澤まさみが
姉が買ってきたブラウスを妹が先に来て姉妹喧嘩をする。
僕にはそれが新鮮で、いいのです。
姉妹の心の機微も顔の表情見てるだけで
伝わりそれが良いのです。そんな平凡な映画です。
平凡な中にも
力餅屋から極楽寺に行く切通し
極楽寺の駅
稲村ヶ崎から見る江ノ島
ロンディーノの黄色い店
好きな風景が広がります。
本棚にしまってたまに広げたくなるような映画です。
2021/09/18
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是枝作品と知らないで見た。
エンドロールで是枝作品と知って納得した。
「誰も知らない」「そして父になる」に続いて３作目。
是枝さんはどれも少し事情がある子供へ目線が送られる。
今回は中学生。
彼女がどうやって鎌倉の家で暮らしてゆくのか？
その心のひだを追うのだが、
四姉妹の生活がドキュメンタリーのように描かれてゆく。
特殊なようで平凡な生活が坦々とつづられる。
是枝さんの目が好きだ。何も語らずしかし雄弁に語る日常。
そして僕はついにあるシーンで涙してしまった。
極楽寺の切り通し。駅の向こうには道路と同じに走る線路。
登った山は極楽寺からは遠い鎌倉の天園だろうか？
そうだ、あのおはぎは力餅屋だ。
いまでも海に行けば４姉妹にあえるような気がする。
2016/08/22
