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海街diaryのmingoのレビュー・感想・評価

海街diary(2015年製作の映画)
3.7
吉祥寺オデヲンにて鑑賞。
渋谷は完売していたので吉祥寺へ
家めっちゃ近いのに久しぶりに来た。劇場はこれくらいがちょうどいい、画面も観やすい

さて楽しみにしてまいりました、海街。
実家が藤沢なので、鎌倉江ノ島逗子葉山のロケ地はだいたいどの辺かなんとなくわかるのですが、極楽寺を舞台にする辺り最高。原作もそうだったっけ?忘れた…

いつも車で寄る海岸沿いのセブンイレブン映ってたし、江ノ島の全景をしっかり画面内に入れ、エモさ演出してたのは流石の瀧本カメラ。トーンや色味とか含めかなり湘南感が出てて良かった〜決して湘南のチャラさが出ずに潮風を感じさせる味のある撮り方にグッジョブ

さて内容なんですが、なんだろ、完璧すぎたのかな。会話や食事、キャストも完璧。しっくりしすぎていて映画なんだけど、「作りもの」のように感じてしまったのは否めない。
小津安二郎の後継者の席に座れたのは是枝とか言われてるらしいが、本作での判断材料は食卓での団欒しかない気がした。他の方のレビューでもあったが、「葛藤」を描くシーンが足りなく、なんやかんや日常を過ごし、なんやかんや生きてくしかないのやな〜みたいな描き方は個人的には漫画の読後感の方がしっくりきてしまった〜

それでも4姉妹それぞれの個性的な演技があっての映画だし、湘南らしさを丁寧に切り取った製作陣はあっぱれである。
すずのボーイフレンドの少年(まえだまえだのお兄ちゃんだったのか…)の少し古臭い顔立ちと、くしゃっとした笑顔に、日本の良き古き映画の懐かしさを感じた。

観た後に好きな人と湘南に足を運びたくなる今の日本映画の一本。
ある意味、今の映画の在り方を問うような映画でもあった。