“automata”＝“からくり人形”。
ハードSFのド定番、所謂“人工知能の反乱”の話。
2014年公開の作品なんだけど、今のテクノロジーを無視して、1980年代くらいから想像した近未来表現で描いてる。要は「ブレードランナー」とか「エイリアン」1作目みたいな未来。スマホやタブレットという感じではなく、カタカタとキーボードを叩きジジッジジッっとプリントアウトされた書類を読む。一応テクノロジーが後退したって説明されてるけど、後退の仕方が“そこなのねw 逆にかっこいい！”って感じ。2010年代の技術を使ってわざわざ30年前位から思い描いた未来を映像化してるってのが面白い。
色男じゃなくて草臥れた中年を演じるバンデラスもなかなかイイ。
ロボットの造形とかカッコイイんだけど、ストーリーに派手さはありません。リアルに“こんなことになったら嫌だわー”って感じ。
メラニー・グリフィスが超年齢不詳な感じで出てきます。
