ベニギツネ

オートマタのベニギツネのレビュー・感想・評価

オートマタ(2014年製作の映画)
2.8
派手な演出のある作品だけではないものの、明確なテーマに沿った作品で楽しめた。
『ブレード・ランナー』始め、『ターミネーター』、『マトリックス』と、扱われた作品を挙げればキリがない題材だけど、危険性や脅威よりむしろ可能性にウェイトを置いているので、既視感はそれほど感じなかった。
シンギュラリティ自体、現実でも取り沙汰されて久しいけど、世界設定とロボットの存在理由の探求がシックリくるストーリー。
終盤まで良かったのに、クライマックスが簡素だったところが残念。もっと踏み込んで欲しかった。
あと、ロボットのデザインなんとかならなかったのかな?とてもじゃないけど高性能には見えない。あれでは盛大に転けるとかポンコツな面白い動きを期待してしまう。
普通のショットガンに見えるのにキュイーンって鳴るのとかディテールがダサい。
ヤモリみたいなロボットは可愛い。好き。