すとんこ

オートマタのすとんこのレビュー・感想・評価

オートマタ(2014年製作の映画)
3.5
2044年、急速に砂漠化が進み人口も大幅に減少した地球で、人類生存のために開発されたヒューマノイド・″ピルグリム7000″。その一部がプログラム外の行動を取り始めたため、製造元の企業から派遣された保険調査員・ジャック(=アントニオ・バンデラス)が調査にあたるって話☆

ロボットが自我を持って人類に反旗を翻すお決まりヤツ(本作はそのチョイ手前かな)。
世界観も設定も「ブレードランナー」的。

人間社会に必要不可欠な労働力として重要な位置を占めるロボットたちですが、そんな彼らにも制御プログラムが施されていて、
第一に、生命体への危害の禁止
第二に、自他のロボットの修理(改造)の禁止
と、なっている。

自我が目覚めたロボットたちは、すでに機械とは言えない存在となっていて、独自のコミュニティを形成しつつある状態にグッときます。

そして、お約束の″セクサロイド″の存在。いつの時代になっても男ってやつは…
(でも、チョッピリ試してみたい気持ちもあります)

親から生まれた子、やがて子が親を越える時が訪れる。
人間から生まれた人工知能、やがて人工知能が人間を越える時が…
こんなことは、もう既にSFの世界の話では無いことは解っているのに、考えないようにしている。アホだから。

原子力など、一度、人間の制御を離れたら手に終えないものを利用して生きている現代にも通ずる問題だなぁ、なんてボンヤリ感じた一本(* ̄ー ̄)☆



○キャスト○
ジャック・ヴォーカン:アントニオ・バンデラス
レイチェル・ヴォーカン:ビアギッテ・ヨート・ソレンセン
スーザン・デュプレ博士:メラニー・グリフィス
ウォレス:ディラン・マクダーモット
ロバート・ボールド:ロバート・フォスター
ヴァーノン・コンウェイ:ティム・マッキナリー
エリス:アンディ・ナイマン
ドミニク・ホーク:デヴィッド・ライオール
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