未島夏

虐殺器官の未島夏のレビュー・感想・評価

虐殺器官(2015年製作の映画)
3.5
順序が変わってしまったものの、ようやく辿り着いたProject Itohの結末。

「屍者の帝国」、「ハーモニー」と比較して娯楽性とカタルシスにやや欠けるが、ボーイ・ミーツ・ガールの魅力は堅実に物語へ作用している。

主張の顛末は簡潔かつ重厚。
恐らく、3作品中で最も現代に合致する「警鐘」となっている。
未島夏

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