虐殺器官の作品情報・感想・評価

虐殺器官2015年製作の映画)

上映日:2017年02月03日

製作国:

上映時間:115分

3.7

あらすじ

テロの脅威にさらされ続けたアメリカは、その恐怖に対抗すべく徹底した情報管理システムを構築していた。一方、アメリカ以外の世界各地では紛争の激化が続いていた。世界の紛争地を飛び回る米軍特殊部隊クラヴィス・シェパード大尉に、謎のアメリカ人の追跡ミッションが下る。その男、「ジョン・ポール」は、紛争の予兆とともに現れ、その紛争が泥沼化するとともに忽然と姿を消してしまう。かつて有能な元言語学者だった彼が、そ…

テロの脅威にさらされ続けたアメリカは、その恐怖に対抗すべく徹底した情報管理システムを構築していた。一方、アメリカ以外の世界各地では紛争の激化が続いていた。世界の紛争地を飛び回る米軍特殊部隊クラヴィス・シェパード大尉に、謎のアメリカ人の追跡ミッションが下る。その男、「ジョン・ポール」は、紛争の予兆とともに現れ、その紛争が泥沼化するとともに忽然と姿を消してしまう。かつて有能な元言語学者だった彼が、その地で何をしていたのか。アメリカ政府の追求をかわし、彼が企てていたこととは…?ジョンがチェコに潜伏しているという情報を元にクラヴィスは追跡行動を開始。チェコにはかつてジョンと関係のあった女性ルツィアがいた。「虐殺の王」と呼ばれるジョンの目的は一体何なのか…。クラヴィスはジョンから驚くべき真実を聞かされる。

「虐殺器官」に投稿された感想・評価

映画化3部作の中で、伊藤計劃の遺した問いを最もストレートかつ完全に投影出来ていたと思う。ラストシーンまで、クラヴィスとジョン=ポールが何を語り、考えたかを頭を働かせ続ければ続けるほど面白い映画。
難しくてよくわかんなかったけど、グロかったね!みたいな語り口で終わらせてはいけない。
超未来装備などメカ描写は素晴らしかったけど、原作未読は辛いかもしれない。

ブログ:完成しただけで感無量。「虐殺器官」
http://tea-rwb.hatenablog.com/entry/2017/03/21/120000
こりゃすごい
価値観と価値観のぶつかり
たけ

たけの感想・評価

3.6
小説の内容を忘れていたのでストーリーもそれなりに楽しめた
ギャス

ギャスの感想・評価

3.4
予想外に面白く怖い話。論理に少々の粗はあるとはいえ、飲み込まれそうになった。
これを見せてはいけない人種はいると思う。「あちらはあちらで殺りあってもらうのだ」という論理に簡単に食いつきそうな人種。

虐殺器官というキャッチーなフレーズからどんどん派生して、人間社会の成り立ち、そして現代の世界のいびつなバランスの取り方へ問題提起し、
また、痛覚のマスキングというシステムから、良心と認知のマスキングの概念も引きずり出すストーリーは胸に刺さる。

ルチアという「人間の良心」をしっかり思い出して、感覚や認知にマスキングせず、生きていくことを心がけたいが、私たちの世界はあまりに便利だ。
原作を読んでないからか
よく分からない映画だった

エンディングのEGOISTはPSYCHOPATHのときからファンなので良かった

酷評という訳ではなくまた見直したい
temmacho

temmachoの感想・評価

3.0
Wikipediaで内容把握しましたw

…て、おい!
わかりにく過ぎ。
ハリウッドあたりでリメイク希望。
とても素晴らしい作品でした!
原作既読。
文章では分かりづらかった機械や兵器その他諸々が、映像化されたことで、「あっ、こんなんだったんだ」ってなる。
小説ほどの衝撃はなかったけど、良い映画化なのでは?
個人的には小説読んだ後の視聴がオススメ。
バリ理系の話かと思いきや、けっこう文系です。

このレビューはネタバレを含みます

細かなディティールや作画、演出が素晴らしい。ハリウッド向きだけどハリウッドみたいに白黒つけないし視聴者の想像にその後を任せるような幕引きが僕は好きです。


一国が事実的に唯一国家と言えるほど力を持ってしまうと技術も人材も豊富にあり大義名分も集まってくる。

そうするとその便利な暮らしを守るために他が犠牲になる。主人公は大義のもとに感情を制御し圧倒的火力で武力介入して平和を維持する。その中で自分のしていることに疑問を持つ。

というストーリーはもはや近未来SFではあるある。メタルギアとか攻殻機動隊とか。

本作ではその先がどうなるのか想像力を刺激されました。

技術が発達すれば便利になり幸福になる。そうすると、その分また別の部分で不幸が生まれるってはなしがありますけど

技術発達、資源、国力による物理的戦争の次は目に見えない情報やリテラシー大義名分を掲げた戦争、その先はどうなるのか不安になりましたね

武力で抵抗することは、唯一残された表明であるとも言える。それ以外に方法がないとも言えるしやはり善と悪は恣意的なものであると思いました。

やはりサイコパスやマイノリティーリポートみたいに高性能AIが人を裁くようになるのかもしれないですね

それでもやはりどんなAIも製作者の恣意的な制限を受けるはずだしその人がいくら公平につくることができてもその人の価値観が反映されやはり大国優位な世界になるのではないかと思う。

ヨルガムンドみたいに世界中の貿易、陸海空を制御しさらに村単位くらいで生きて外の世界を知らないくらいの方が幸せな気がする。自給自足できるくらいのコミュニティて便利なものを廃し、生きるために活動する時間が多くなり集団同士の激突や闘争をAIが制御するみたいな近未来のほうが個人の幸福度は高いのかもしれないけど、それもまた僕個人の考える正解に近いものなのでしょうね。害にならない学術知的領域だけをAIが選別して解除して知的領域だけは制限を受けなかったりしてね

だから制限だらけの世界になる前に、世界中の人々が悟り?全ての不便や不都合ををプラスに捉え、人を傷つけなくても生きていけるようになるといいなぁ。
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