正直、いい映画である事以外良くわからない。逆に言えばいい映画は、物語など理解できなくてもその良さは分かるという好例。
ギリシアでは1976年というのは重要な年らしい。発見された死体を軸に、左派の革命…
テオ・アンゲロプロス脚本・監督作品。「旅芸人の記録」の次の作品。6人の狩人が雪山で兵士の死体を発見する。ホテルに死体を運ぶ。彼らの回想。彼らは実業家、政治家などの勝ち組だが、体制側のの癒着で成功した…
>>続きを読むギリシャ戦後史の知識がないとかなり難解な作品。
この作品、時間があちこちに滲んでいる。
現在、過去、幻想、夢、それらが切れ目なくつながっていて、登場人物が語っているのか、回想しているのか、夢を見てい…
過去と未来や現実と回想を行ったり来たりするワンカットのシームレスさにシビれる。ゆっくりと流れるワークの中には明確な区切りがないのに確かな差異が生まれているのがすごい。
第二次世界大戦後のギリシャの内…