10代の頃はホラー映画だろうとゾンビものだろうとどんなジャンルでも観ていたけれど、大人になるにしたがって苦手になり好んでは観なくなりました。
グロいのは割と平気ですが、ビックリさせられるのとか、背筋凍りつく系はできれば避けたい。
これも通常なら絶対選択しないであろうタイプの作品ですが、佐藤監督と野木さんの脚本というゴールデンコンビ(大好きな｢図書館戦争｣シリーズコンビ)の作品なので観ないわけにはいかないかなぁと思い、恐る恐る鑑賞。
原作は未読。
いやぁもう、最初から最後まで怖すぎてちびりそうでしたが、かなり面白かったです。
まさかここまで本格的なビジュアルのゾンビが、ここまでグロい表現で、ここまで圧巻な映像で描かれているとは…
特にてっこのZQNと、背面跳びのZQNが怖すぎてトラウマですが、よく出来てたなぁ…感心。
※ZQN→ゾキュン(ゾンビ)
主演が大泉洋さんでなければ最後まで観れなかったかもしれません。
大泉さんのほどよいダメ男感と、消しきれないコメディ臭が癒しのエッセンスとなっていた気がします。
ただの中年男の英雄(ビデオ)が、だんだんと英雄(ヒーロー)になっていく様が爽快で気持ち良かったです。
長澤まさみさんと、有村架純ちゃんも血や泥にまみれながらの体当たりな感じでかっこよくて良かった！
守ったり守られたりしながら絆を深めていく関係性も良いですね
続編も出来そうな予感もありつつ、ドキドキしながら楽しみに待ちたいと思います。
設定·主題★★★
物語·脚本★★★
映像·演出★★★★★
配役·演技★★★★
音楽 ★★★
