邦画はあまり見ませんが、原作を好きなのもあり、予告編も期待出来たので視聴。
前半、細かい部分は多少違いがあるにせよ、かなり原作に忠実で、原作ファンには嬉しい限り。セットの作り込みが素晴らしく、徹子の部屋やアシ部屋の間取りや小物が素晴らしい！特に徹子の部屋を覗き込むあのシーンは漫画そのもの！って感じでこだわりが感じられました。
問題は物語が盛り上がりを見せる中盤以降。
私自身、仕事柄もありますが、「原作レイプ」みたいな事は映像にする以上仕方がない事だと思っています。長い連載漫画を映像に、しかも2時間程度にまとめ上げるのは至難の業。
しかし比呂美の存在は一体何だったのか、とか、比呂美が短時間であそこまで英雄を信頼しきる描写が抜けてたりだとか、その辺りは映画「だけ」を見ている人に対してちょっと置いてけぼりなんじゃないかな〜？とか思ったり。
原作ファンを意識してるのか、原作未見の人を意識してるのか、どっちつかずになってしまった印象。
何なら比呂美は正常のままで終わらせて、最後に異変を匂わせて次回作期待させる、とかの方が面白みがあるような。
映画的には、英雄のダメ人間っぷりからヒーローへの変貌っぷりを際立たせるための展開の工夫がされていましたし、CGのクオリティもかなりのもの。
でもちょっとワンパターンというか、、もう少しストーリーに時間使えたんじゃないか？と思ってしまう終盤のアクションシーン。
最後に、徹子も比呂美もつぐみも美人すぎる！！！英雄そんなにモテるわけないやろ！！！
