一人旅

SEXテープの一人旅のレビュー・感想・評価

SEXテープ(2014年製作の映画)
3.0
ジェイク・カスダン監督作。

SEXビデオの流出に揺れる夫婦の奔走を描いたドタバタコメディで、同監督作『バッド・ティーチャー』(2011)に続きキャメロン・ディアスがヒロインに起用されています。

倦怠期にある中年夫婦のアニーとジェイは刺激を求めて夜の営みをセルフ録画するが、夫がその録画ビデオを消し忘れたことでクラウド上にアップされてしまい、さらにはエロ動画共有サイトにも投稿されたことを知って、二人は大急ぎで事態収拾を図るはめに…という痛快コメディで、自分たちの恥ずかしいSEX動画が拡散されてしまった中年夫婦の危機と奔走をコミカル一辺倒に活写します。

下品で馬鹿馬鹿しい展開で突っ走ったアメリカ映画らしい痛快コメディで、エロビデオを巡る奔走劇という意味では『ロード・トリップ』(2000)を彷彿させるシチュエーションとなっています。クラウドにアップされたSEX動画を消去すべく、あの手この手で大奔走する中年夫婦のドタバタ騒動を下らなくも笑えるネタ満載に描いた夫婦コメディで、妻役キャメロン・ディアスのコケティッシュな振る舞いと夫役ジェイソン・シーゲルの重傷に次ぐ重傷の気の毒な立ち回りが痛快なエンタメ作となっています。
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