シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

この短い間に、各地のソウルフード、ソウルミュージック、息子とのキズナを詰め込んだポップなロードムービー。

冒頭のダメ親父が、ダメ親父なりに最高の変化になるのがいいよね。まるっきり変わってしまうんじゃなくて、そのキャラを活かした変わり方。

そして、アメリカ映画にしては作り方が若干違っていて、なんでその要素を入れたのか、どうしてここでこうなったのかとか、こんな見せ方なかなかないよなとか、すっぱり終わってしまう最後とか、エンドロールの手持ち無沙汰な余白の無音とか、今までの映画にはないテイストだった。

それがもちろんこの映画を風変わりで印象的なものに変えている。

普通ならとっととフードトラックにいきたいからダスティン・ホフマンのレストランのシーンなんて短くしそうなものだけど。いや、、もちろんあのメシテロが最高だったけれどね。

と思ったら主役の人が監督をしているのか！　なかなか悪くないんじゃない。ちょっと矛先が変わっていて、ハリウッド慣れした目には新鮮でよかった。