群青

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたの群青のレビュー・感想・評価

3.5
2015年劇場鑑賞15作目。
字幕で。


料理は魔法!って感じずにはいられないッ!


食材と調味料、包丁とコンロがあれ他人を元気にさせられる。なんてすごいんだ。自分は1人暮らしになって長いが、自炊する事がなくなり、毎日の掃除がなくなり、アイロンがけはめんどくさくなる。料理なんてどんどん優先順位が下がっちまったよ。

でも主人公カール(ジョン・ファヴロー)は何より人に食べてもらって元気になってもらうのが好き。しかし自分の作りたいものを店のオーナーは作ってくれない。挙句、批評家とSNSでバトル。さらにはみんなの見ている前で口論に!
信頼をなくしたカールはフードトラックで食べ物を披露することで再起をかける。


最初に鉄板が映ってパンを焼く。次はチーズ。パンがキツネ色になったら頃合いだ。
う、う、うまそー!!溶けたチーズがパンから溢れてくる。じゅーっとした音。じ、じゅるり笑

食べ物がメインなのでカールが作るもの全て美味そう。エンディングで監修シーンがあってこれが面白い。
世界には目の前のパンだけだと思ってください。焦げたら駄目です。終わります。世界が。
ここは結構な人が笑った笑
それだけ食についての意識が高い映画ですよ!

でも個人的には後半からの親子の絆が素晴らしかった。カールは奥さんとは離れて息子のパーシーとの送り迎えが唯一の繋がり。しかし、ろくに遊ぶこともできず遊んでも話さないしカールはそれに気づけていなかった。
パーシーは盛んに職場に行きたいとか、仕入れを手伝いたいとか、信号を出してるけどカールは聞き分けてくれない。そんな前半で、健気なパーシーにバリバリ感情移入!ああ、お父さんとの繋がりを欲しているなぁっていうのが言葉の節々や表情でわかる。

しかし後半でパーシーが大活躍!
ここでカールが初めて父らしい姿をパーシーに見せるのだ。多分カール的には自然にしたことだったがそれが功を奏した感じ。それまでカールが指示を出しても反発していたパーシーが素直に聞き入れるシーンが特に良くて感動モノ。なぜ反発していたかというとカールは自分の都合で注意していたわけだ。いいように息子を言いくるめ自分に非はないという悪い意味での大人の小手先の対応だ。しかしこの時はカールは他人のための指示なのだ。目の前の人が笑ってくれるため。
シェフとしてのプライドとそこで活き活きと働く父の姿に感化されたわけ。ここは本当良かった!

ラストが少々展開が早いが、みんな笑って終わる最後にほっこり!家族でも観れるし、よかですよー!


ああ!そうそう!ジョン・ファヴロー主演・監督・脚本なので今までお世話になったあの親父とあの巨乳女優が出る笑
パーシーと一緒に観る映画は効果音で自身の出世作のアレ、と分かる笑
あの親父は多分素でやってる笑
よくあんなセリフがポンポン出るもんだ笑
そんなクスリもあります!