「私を批判するな」と抗弁するのはお門違い。
何かを批判した人物に対して「ではお前がやってみろ」だとか「やったこともないくせに」と立腹する人がいる。
この映画の主人公がまさにそう。
自分の料理を批評家にこき下ろされて「お前のせいで店が潰れるかも知れない」「一生懸命作った料理人の気持ちが分からないのか」と激怒するが、これは道理として通らないと思う。
だって、料理人はプロだもの。
報酬をもらって料理を提供しているわけで、その対価に見合った仕事が出来ていないのならば批判されるのは当然。
一般のお客であろうと批評家であろうと、良し悪しを意見する資格は同じようにあるのでは。
この未熟な主人公がフードトラックの旅を通して 息子との絆を強めたり、友人達の協力を得て店を出せるようになったりと、ストーリーはロマンでいっぱい。
というか、周囲のバックアップが強力すぎ...!恵まれてるね。
義理人情って何ものにも代え難いなと改めて思います。
しかし フードトラック出店のために資金を出してもらえたり、わざわざ退職してくれたり…何故ここまで支持されるんだろ？
料理人としての腕が上がる描写もあってほしかった。
