Hiro

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのHiroのレビュー・感想・評価

4.0

“パパは立派な人間じゃない。
良い夫でもなく、良い父親でも
ないと思う。でも、料理は上手だ。
お前にはそれを伝えたいんだ。“

アメリカが舞台のロードムービー。
主人公は“SNS大炎上”してリストラ
された一人の男。ひょんなことから
サンドイッチの移動販売を息子と
友人の3人で始めてみることに。
ボロボロのフードトラックを改装し
自分が”本当に作りたかったもの”
を売りながら”親子の絆”を再構築
する旅をスタートする飯テロ映画。

いや、ほんとこの作品は
キャスト、映像、音楽すべてが
“美味しい”んだよなぁ。

アップテンポでアガる音楽
ジューシーで美味しそうな料理
うるさいくらいに明るい人たち
トラックの中には観ている自分を
もひきこむ一流の幸せがあった。

映像だけでなく音声でも大いに
食欲を刺激されるこの作品。
表面を“カリッ”と仕上げた
キューバサンドイッチを
ほおばるあの音といったら
“ノイズキャンセリング“して
”ハイレゾ音源“で何度も
ループして聞きたいぐらい。

この作品が好きな方と語りたいのは
もちろん ジョン・ファヴロー監督。
俳優、監督、脚本、プロデューサーと
どんなポジションでもマルチに才能を
発揮することができる“映画の申し子”。

彼の監督作品から見えてくるのは
圧倒的な“エンタメ性”。人柄にも
起因するのかもしれないが誰でも
スッと観られる“懐の深さ”好きです。

P.S.
アイアンマンでトニー・スターク役に
“若い俳優”を周りが推すなかで頑と
してロバート・ダウニー・Jr.を推し
続けた話感動しました。“人を楽しませる
才能”の他にも“人が飽きるもの”を理解
している気がしてなりません。これからも
ディズニー作品を洗練させてください。
最近では“マンダロリアン”が好きです。
Hiro

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