FREDDY

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

絶品のサンドウィッチに魅せられ、その美味しさを人々に伝えるためにフードトラックでの移動販売をはじめた、ロサンゼルスにある一流レストランで総料理長を務めていた主人公の、アメリカ横断の旅をハートフルに描いた本作なのだが、これで何度目の視聴かは定かではないが、やはり思うことは"素晴らしい"の一言ですね。大好きな一作ですし、オススメの作品。ジョン・ファヴローが演じるカール・キャスパーが魅せる、見事な手捌きが映し出される冒頭の調理シーンから始まり、彼が手掛ける数々の料理には終始胃を刺激され、そのどれもが"是非とも食べてみたい"と強く思わされるものばかり。そして、カールの助手を務める、ジョン・レグイザモが演じるマーティンと、カールの息子である、エムジェイ・アンソニーが演じるパーシーの3人旅は実にユニークでとても面白く、陽気な音楽とともに映し出される3人の息の合った掛け合いはまるで自然体で、すっかり演じていることを忘れてしまいましたし、心を大きく揺さぶられる家族ドラマもあり、もう最後まで目が離せない。「アイアンマン」シリーズのジョン・ファヴローが主演だけではなく監督・脚本も務めているとのことで、『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズに出演しているロバート・ダウニー・Jrやスカーレット・ヨハンソンなども登場しますし、レストランのオーナーであるリーバをダスティン・ホフマンが演じていたりと、キャストも申し分はない。物語としては単純かもしれないが、その分、何も考えずに視聴が出来る作品であることに間違いはないですし、観ていて"幸せ"とすらも感じてしまうほど本作は本当に素晴らしい映画。観る価値は十分にあります。
FREDDY

FREDDY