エディ

ミュータント・タートルズのエディのレビュー・感想・評価

ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)
3.3
化学兵器対策の薬を作っている過程でミュータント化した亀が、人間みたいになって忍者として犯罪組織を戦うSFアクション。。。

たったこれだけの文章を書いている時点で、あまりのナンセンスぶりに笑ってしまうが、細かい設定などは無視してラッパー的な軽いノリと「カメのくせにイグジビット」みたいな奴等の軽妙なトークを楽しむとそれなりに満足すると思う。

主人公オニールはテレビレポーターだったが、NYで勃発する犯罪シンジゲートであるフット団を独自に捜査していた。というのも、彼女の父は、未知の化学研究をしている最中に火災で死んだのだが、それをフット団の仕業だと思っていたからだ。
そんな彼女は仕事帰りに化学物質貯蔵施設を襲うフット団と戦う謎の集団を目撃するが、テレビ局の人は誰も信じてくれないばかりかクビになってしまった。しかし、オニールはそれでも諦めずに正義の味方を追い続け、ついに接触に成功したが。。。

オニールは特殊技術を持っているわけでもない普通のOLなので、この映画で活躍する正義の味方はカメ忍者なのに、オニールを全面に出しているので、まだるっこしい映画になっているのが残念だ。なので、前半はオニールのカメ探しがメインになり、後半でようやく、カメ&オニールとフット団とのバトルになる。
この原作のコミックを読んでいないのでなんともいえないが、オニールやカメたちの設定が不自然だし、彼らが運命的に遭遇するのもご都合主義極まりないので前半は正直言って退屈だった。

ただ、後半のバトルはけっこう面白い。何しろ、姿は人間なのにカメの顔をした緑の4人組がラッパーのような軽妙なトークで笑わせながらアクションをしていくのだ。

少し前に「Pimp My Ride」という、ボロ車をイカす改造車にするというアメリカの人気テレビ番組があったが、このカメ忍者たちのトークは、「Pimp My Ride」の進行役である人気ラッパー「イグジビット」にすごく似ている(字幕版)。口が悪いけどナイスガイで、ダーっと話しているのを聞き流していたら、すごい面白いこと言っていたって感じだ。

なので、細かい設定などを気にしないで、カメの姿を下ラッパーによるコメディだと思うと結構楽しめる。

しかし、トラックが雪上を滑落し崖に行くシーンは迫力があってすごく面白かった。カメ人間はみな成長途上なので、敵に対しても弱すぎるけど、それで窮地に陥っているシーンがまたはらはらするので、この設定はアリかなと思う。

カメ忍者なんて、スーパーマンやスパイダーマン、バットマンより対象年齢が低そうだが、細かいところを気にしないでコメディだと思うとそんなに悪くないかもしれない。

ラストシーンに出てきた車を見て、改めてこの映画は「Pimp My Ride」に影響を受けていると思った。