法月

百円の恋の法月のレビュー・感想・評価

百円の恋(2014年製作の映画)
3.6
一子(安藤サクラ)のシャドーボクシングのカッコよさにしびれる。男が主人公のボクシング映画でも、ここまでカッコいいと感じた作品を観た覚えがない。

この映画一本の為に、どれほどの修練をつんだのだろう?
この一点だけにでも、安藤サクラに最優秀主演女優賞をあげたい気分。すごいね安藤サクラ。


ストーリーは、ダメダメ人生を歩んできた人間がふとしたキッカケでボクシングに出会い、再生を果たそうかという内容。
これまで幾度となく観させられてきたお話。ただボクサーを目指す主人公が男じゃなくてアラサーの女だってのがちょっとユニークなくらい。

けど、面白い。男なら拳闘、女ならなお拳闘!

弁当屋を営む家族やら24時間100均ショップの店員やらボクシング・ジムの会長・トレーナーやら、リアリティ溢れまくりの登場人物たちが楽しませてくれる。
あぁ、いるよなぁこんなヤツ・・・・・そんなリアリティが可笑しく、切ない。
(ふと気づくと「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章」の
江野くんが100均ショップの店長やってました。カメレオン俳優ですね....... )

別に32歳の女がプロボクサーになれたって、仮に試合で勝利をあげれたところで、なにがどうなるわけでもない。
所詮、負け犬人生の人間たちの一夜の打ち上げ花火程度の光でしかない..........

けど、いいじゃん、ちょっとだけ自分の人生にもプラスのパワーもらえたじゃん、

そんな映画でした。