この豊かな日本では、もう「あしたのジョー」は作れないと思ってた。
がしかし、この映画は現代の「あしたのジョー」ではないか!!!
この映画の登場人物は、社会の底辺で暮らしていて自尊心もなくはなっからすべてを諦めてしまっている人ばかり出てくる。現状に抗うこともせず自堕落な生活を送っているだけ。
ところが何かのちょっとしたきっかけでスイッチ入っちゃうことってあるんだよね。
それは恋のパワーだったり、怒りのパワーだったり、この主人公にとっては生まれて初めて人生に本気になった瞬間だと思うんだ。
そして最後に戦う相手は、もはや敵では無く自堕落だった自分自身であり、人生そのものに真っ向勝負していると思うんだ。そんな姿みせられたらもう泣くわ。
安藤サクラおそるべし。。。。。
そして新井浩文さんも先日とあるイベントでお見かけたんだが、あの無表情なままなのに驚くほどファンサービスしてくれて感動した。本当に素晴らしい俳優さんだと思う。