やっぱりボクシング映画は熱い気持ちになれるので好きです。
ロッキーとは真反対のボクシング映画。
大層な恋愛はしないし、主人公はダメ女で不衛生で天才的なボクシングの才能がある訳でもない。
まさに百円程度の物語。
でも熱い、熱すぎる。
今まで何に対しても本気でぶつかってこなかった一子が、ボクシングに没頭する姿が流石にかっこいい。
ボクシングを通して、生きる事の痛みを知っていく一子の成長が非常に魅力的でした。
そして、この映画の最大の評価点は間違いなく安藤サクラだと思います。
ここまで役を自分に憑依させる女優は見たことがない。
もはや自我を失うレベルの演技。
周りの演技も上手いけど、安藤さんが凄すぎて若干浮くレベル。
いい俳優さんほど脇役になりがちなのはこういうことなんだろうな。
涙腺は強い方だと自負しておりますが、泣きました。
人が頑張ってる姿を見るのが1番涙腺に来ますね。
