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泥くさくて痛くて熱い。突き刺すような一子の目つき、振り乱した髪の間から覗く視線が始終胸を締め付けてくるしかった。
とにかく主演の安藤サクラがすごい。一子のすべての感情を身にまとって演技してる感が。期待、戸惑い、怒り、悔しさ、どれも全面に出すようなキャラクターではないのに、感情の機微を表現していて一子そのものだった。個人的には一子とお父さんの食事シーンの表情が好き。
それから役作りもすごい。身体改造すごすぎる、かっこいい。
ドロドロしたものをエネルギーに変えて燃えていく一子のストーリーも壮絶だった。どのシーンもギュッと絞り出したような熱が込められてて、良かった。私もなんもど目頭が熱くなった…。
よい邦画だった！！！
