日比野うたかた

百円の恋の日比野うたかたのレビュー・感想・評価

百円の恋(2014年製作の映画)
4.5
女としても、人間としても堕落していた前半は、見ていてとても痛々しかった。
強姦、初恋、失恋…
始めた動機は不純だったけど、だんだんとボクシングにのめり込んでいく怒れるファイター 一子の変貌は、見ていてとても小気味良い!
演じてる安藤サクラの表情や動きには、魅せられた。すごい!さすが!!
Hungry Angry なんども、ちらつくジムに掲げられた文字。いいタイミングで見せてくる演出が好き。
所々に散りばめられているシュールな笑いも好き。
最後の試合は本当に応援の気持ちで見ていた。
サクセスストーリーでも、ときめく恋のストーリーでもないが、それがリアルで、痛々しくて、人生なんだと。。
そして、エンディング
完璧!

昨日観たニンフォマニアックのジョーとは対極的な一子だったな(笑)