『全てを精算して北海道・美瑛町にポツンと建つロッジ風の一軒家に引っ越した。この家には前の住人が作りかけたスコットランドかアイルランドの田園風な石塀が残されていた。』
あらすじだけでも十分魅力的なんだな…て。
「タイトル、邦画あるあるのなんだかなと思っていたけれど、理由分かったときに涙。
北海道へ行くので、せっかくなら北海道が舞台の作品を観たいなと思い、検索。
関連作品に「しあわせなパン」が出てきたのだけど、のどかな暮らしでいいな〜。
こんな作品があるの知らなかった!
トースト、スクランブルエッグ、ポットのお茶。カフェみたいなお家と朝食、加えて素朴感も少しあってたまらない。
野菜サラダにかつとカレー、曇り空の下で秋のBBQなど、飯島奈美好きにもたまらない。
どちらかと言うと子どもがいない仲良し夫婦でよく見る、奥さんは社交的で朗らかで明るい、旦那さんの方が気難しく口では言わないけれど奥さんが大好きっていう夫婦のやりとりがたまらなく可愛かった。
杉咲花が夫婦のお家の庭作りに手伝いに来た途端、一気に映画の雰囲気が明るくなって癒されちゃった。
「自分が死んだあと、周りとの関わりがなく一人になってしまうのでは」という心配も、奥さんが残した絆のおかげで、新たな生活が続いてよかったね、と思いながら見守った。