ひさしぶりに綾野くんが出ている映画を観たいなと思い検索したところ、東野さん原作の映画に出演されていたことを知り観ました。超巨大ヘリを奪った謎の男を見事に演じる、さすがの綾野くんでした。
ストーリーは、原発の問題。仕事の仲間や恋人の存在。イジメ、見て見ぬ振りをする世間。政府。。子に死なれた父親、恨み、心が離れた家族の再生。盛り沢山な内容だったような気がしました。なので、ひとつくらいは自分の琴線にふれるものがあるのではないだろうかと思う。「この国に命をかける価値はあるのか？」って、父親が息子に問われた時、私は無いかも、と過ぎった。しかし、東野圭吾さん原作なのだ。どんな時も愛を感じられ、希望があります。ラスト泣けました。私たちは守るべき大切なものがある限り、命をかける価値は「ここ」に常にあるということを忘れてはならない。人間的な感情とファクトのバランスがとてもいい作品だった。心を激しく揺さぶられました。
