冒頭で主人公たちが銀行強盗する時に被ってるマスクが『ダークナイト』のジョーカー一味のマスクに似てる。
あと、思わず「うぉっ!」と声が出てしまった車とのチェイスで飛行機がひっくり返るシーンも『ダークナイト』のトラック宙返りのシーンを彷彿させるし、ノーランは本作を意識してたのだろうか?
奥さんの死体にキスをした直後に火薬を撒いたり、殺された仲間の死体に「用心せんからだ」と言い放ったりと、ドライなウォルター・マッソーに痺れる。
爆弾を買う描写があるのでそれが後に用いられるのは想像できたが、予想の斜め上を行くクライマックス。
あの爆発に、敵との決着、主人公の過去の清算、そしておそらく「仲間の仇討ち」というほんの少しの情がサラッと集約されていて唸るしかない。