ささ

はじまりのうたのささのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.3
Onceの幸福感をまだ忘れ得ぬまま、Onceよりさらによい評判を得ているbegin againに手を伸ばす。
新作だったが手を伸ばす。

Onceを見て以降グレンとマルケタの音楽を新たに聴くようになり、音楽映画のパワーを再認識し、夢を追う若者の素晴らしさに打たれる。

かなり期待をこめつつ、あからさまなセルアウトを恐れて
みはじめたこの映画でしたが…
またしてもヤラレタ。
楽曲は前作のほうが好みですが、イヤホンデートとかいう最高なデートプランの最後の会話があまりに素晴らしく、この監督と自分の音楽に対する考え方が同じであることが確信できました。
くそ、ここで鑑賞後時間が経っていると名言を引用できるほと覚えていない、が、死ぬまでにこの映画をもうみないということはあり得ないのでまぁいいです。

この映画、簡単に言えば
Y字路です。
片方の道から女性が、
もう片方が男性が歩いてきて、
街方のクラブと言う名の合流点で出くわします。
そこからは二人で並んで歩いていくわけですが、話していくうちに合流点より前の道で双方それぞれハートブレイクおーまいまいまージューリアーな出来事があったようで。
映画の時間軸はぴょんぴょんもY字路上の様々な点に移動しつつ。
お互いのパーソナルな問題にどれだけ踏み入っていいのか悩みつつ。
音楽に没頭しつつ。

ラファロの生き方がかっこいい。
キーラナイトレイの音楽感が高尚。
マルーン5のクソアレンジに異論を唱える素晴らしさ。(マルーン5が嫌いなわけではない)

どう考えても最高な音楽映画。
そして前作よりかなり見やすい。
ラファロがクラブで脳内編曲するシーンはセッションをみたときのように燃えました。

それでも個人的にはOnceのほうが好き。