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はじまりのうたの10000lyfhのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
3.0
ニューヨークを舞台に、成功したミュージシャンの恋人とイギリスから移住するも失恋した若い女性シンガーソングライター(グレタ)と、自ら立ち上げたヒップホップレーベルを追われた失意の中年男性プロデューサー(ダン)がタッグを組み、口コミで集めたミュージシャンらとストリートでレコーディングしたアルバムが、ネット配信でヒットするまで。新興レーベルの栄枯盛衰からストリーミング隆盛まで、1980年代以降の音楽業界史が背景となり、インディペンデントかレーベル契約かで、曲のアレンジ、利用のされ方からミュージシャンキャリアまでが大きく変わるなど、ミュージシャンやプロデューサーとしてのあり方を問いかける。映画としては普通。オープニング、グレタの地下鉄自殺ほのめかしソングを歌うシーンが 3度、繰り返される間に、ダンがその日を、グレタが過去数ヶ月を回想する攻め具合。グレタとダンが寝そうで寝なくてほっとした。ラスト、ダンの表情が語る「同じように楽しい花火は 2度は打ち上がらない」寂しいけどリアル
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