トッド

はじまりのうたのトッドのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.0
ホラーやサスペンスなどのハード目映画を借りるときは、気持ちを中和するためにゆるいのを借りるのですが、その中和役として選んだのが今作でした。

評判がよくて、如何にもハッピーな雰囲気だったのでちょうどいいかと思ったんですがパワーバランスを間違えました…。

ハッピーなのはもちろんですが、ちょっと切ない。そして音楽が超良い‼︎

なにこれ超好きなんですけどー!(ルーズソックス世代)

キーラ・ナイトレイって美人ですけどちょっとばかし顎が…だったんでほぼノーマーク女優さん(ファンの方すみません)でしたが、今作を観て「なんてキュートな人なんだ!」と僕のハートをいとも簡単に撃ち抜いてくれましたよ!

特に彼氏であるデイヴ(アダム・レヴィーン)に曲を贈って「クリスマスプレゼントだよ」ってすこし照れながら言う仕草がどストライクでした!

さて本題ですが、監督のジョン・カーニーは前作、今作、次回作と音楽をテーマにした作品を立て続けに制作しています。
まだ今作しか観ていませんが、この監督は音楽を愛していて、音楽がもたらす力を信じて疑わない人だなぁと思いました。

その音楽の力が良くわかる描写として、

グレタ(キーラ・ナイトレイ)のギターのみの歌



ダン(マーク・ラファロ)が頭の中でそれにアレンジを加えていく

というシーンがあるのですが、アレンジを加えるだけで音楽は奥行きを増しドラマチックになるということが、僕みたいな音楽無知人間でもものすごくわかりやすく表現されていました。

ストーリーもシンプル(キーラ失恋、マーク失業、アルバム作ろう!)で、登場人物も不快にならないバランスで関係を保ち、音楽のノイズにならないよう細心の注意が払われていましたよ。

セットリストも素晴らしくアルバム制作からテンポアップ、怒涛の勢いでドラマが展開され全く飽きませんでした。
そしてデイヴがライブで歌う「Lost Stars」はもう涙無くしてみられませんでしたね!

サントラが欲しくなります。

僕みたいな「気持ちの中和役」としてではなく、メインで借りて観るのがオススメです!

ちなみに一緒に借りたのはセルビアの家族映画です。
トッド

トッド