ただの音楽で男と女が繋がる出会いの映画なのかと思って観賞したら驚いた。
この映画は人の人生の堕落と再生、そして未来を変える物語を見せてくれた。
台詞もテンポが良くて頭に入りやすく、スッと物語に入り込むことができた。
このお互いが相手の幸せな人生を願うがゆえに、大親友、はたまた師弟関係？何とも言い表せない関係で居続ける。この信頼から生まれた絆は見ていて心が温まった。
そして音楽が凄くいい。
上映時間のほとんどの時間、音楽が流れていたり、歌を歌っていたりするが、字幕で現れる歌詞に注目すると、その時の気持ちだったり、言いたいことだったりを音に乗せて伝えていて、最近流行りのリズムにのせて語呂のいい言葉を並べた歌詞ではなく、本来あるべき「歌の詞」の本質を見せられた気がした。
賛否両論はあるけれど、自分は人生に新しい彩りを与えてくれる良い作品に出会えたと思う。
