キーラ・ナイトレイ演じるグレタが恋人で同じチームだったのマルーン5のアダム・レヴィーン演じるデイヴとNYにやってくる。最初はデイヴを支える健気な彼女を演じるが、後半のマーク・ラファロ演じるダンを出会ってからの芯の強い女性像が好感が持てる。
結局1番音楽と寄り添っていたのはグレタだった。デイヴもダンも様々な音楽業界の慣習や家族関係に翻弄されながらもがいているが、自分の意思を通しているグレタが愛おしい。
別の人の為に作った曲を否定し、一緒に作った曲のアレンジを否定し、レーベルに搾取される事を否定する。最後は音楽業界のシェアリングに伴う業界のアンチテーゼまで踏み込みながら、迷いもなく音楽に対する姿勢を貫いている。
それはを最後まで音楽と恋愛をしている、まっすぐなグレタの音楽に向かう姿勢を見せられた。
良作。
