松浦義英

はじまりのうたの松浦義英のレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.5
劇場で観なかったのを後悔した。
かなりいい音楽映画。

好きな事を本気で続けていれば、夢は叶うし、別れた人も戻ってくる。

吹替版で鑑賞したけど、ちゃんと歌パートは原語。
音楽映画でこの選択は本当に大事。
ダンの吹替が堀内賢雄だったし、ダンのキャラも相まって『フルハウス』のジェシーと被って面白かった(笑)

まず入りがとてもいい。
音楽の力をサラリと、でもすごく心に来るように演出してる。
アレンジが頭に浮かんでくるんだよ。
心に荷を負った時ほど音楽が助けてくれるんだよね。
それをアレンジャーってキャラを上手く使って演出してたなあと。

プレイリストデート。
夢が叶っていってるっていう高揚感。
元カレとの音楽談義の衝突。

急に狙ったかのように悲しい?パートが入るけど、あえて入れなくても良かった気がする。
ずっと幸福で突っ走っても良かった気もする。

「それでも落ちるとこには落ちるんだぜ」って感じでうまくエンディングに持って行ったね。

『音楽の魔法だ。平凡な風景が意味のあるものに変わる』
これ凄くわかる。ほんと音楽って偉大。
…いつかのためにスプリッター買う事にしたよ。

『まず尻軽そうな服はやめて。
とてもセクシーだけど…男に想像させなきゃ』
これを笑顔が素敵なでもセクシーとは言えないグレタが言うんだもん。
凄くわかってるよね(笑)

エンディング前の二人で別々に進んでいくシーンはキスをすべきか迷ってた…と思いたい。
あれ凄くいいシーン。
松浦義英

松浦義英