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はじまりのうたのbabyのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
3.5
力んでいる肩の力が抜ける。―何を大切にして生きるのか―そんなことをメッセージ性が強くなく心にスッと入ってくる大人の映画だった。

背伸びしてない映画で気持ちがいい。ライブハウスで歌ったきっかけで仲間と出会ったはじまりのうた。音楽を通じて人と出会う。

私だったらイヤホンを共有しながらお互いのプレイリスト聴くやつしたら好きになっちゃう…それくらいきゅんきゅんしたシーン。
ダンにとっては奥さんと娘が一番大切でそこがブレなかったのもよかった。グレタが察していたようにも思う。お互い好意はあったけどグレタがいたからこそ奥さんの大切さをより実感したのかも。

お金や評価にこだわらない"いい音楽をつくる"グレタの姿勢に癒された。評価にこだわる才能があるのはグレタの元彼ミュージシャンやダンの友人であるレコード会社の相棒。それぞれ得意とするものやこだわり・大切なものが違ってそれぞれの場所で生きる。背伸びしてると苦しくなってくる。
評価が全てではない、背伸びしてないグレタを見ると肩の力が抜ける。等身大のグレタは素敵だ
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