Asuuu

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛のAsuuuのレビュー・感想・評価

3.9
『咲いた華は散る
一一人々はその儚い華の虜になった…』

去年公開されフェルメール展とのタイアップで多くの注目を浴びた映画🌷
原題:Tulip Fever
フェルメールといえば有名な"真珠の首飾りの女"こちらも映画化されてますが
この映画は当時の時代背景かはフェルメールの数々の作品の裏話的なテーマでした。
•映像が綺麗•衣装が素敵•キャストが豪華•ちょっとエロい
簡単にこの4つは最高でした!

⚠️注意⚠️[R15]
今作には一部官能的/過激なシーンを含みます(噂程ではなかったけども苦手な人は❌)

《ストーリー》
時は17世紀のオランダ/アムステルダムはスペインから独立し貿易が盛んに行われた港。
当時の人々は皆遥か東からやってきたチューリップに熱を上げていた。

孤児だった美女のソフィアは成人し貿易商(香辛料で財を成した)コルネリスに嫁ぐ。
親子ほどに歳が離れていたがために裕福だが愛のない生活だった。

そんな中、女中のマリアは魚商人のウィリアムと相思相愛。お金の無いウィリアムはチューリップを競売にかけ、一儲けしようと考えていた。

なかなか、子供が出来なくて悶々としたソフィアを案じてコルネリスは若い画家ヤンに肖像画を依頼した。
初めは彼の横柄な態度や目付きが気になり拒んだソフィア、しかし2人きりになると次第にお互い惹かれていく

その頃市場ではチューリップ球根の値打ちが高騰。倍増していく奇跡の花…この出来事が登場人物の運命の歯車を狂わせる一一一


《キャスト》
○ソフィア役はアリシア・ヴィカンダー
【トゥームレイダー】で知っためちゃんこ美女✨シルエットや雰囲気がまんま絵画のように可憐だけどどことなく儚い感じがソフィアにハマるね
○コルネリス役はクリストフ・ヴァルツ
悪役や変わり役が多いせいか初めは変人にしか見えなかった😅だけど紳士で時々お茶目なキャラクターが愛らしく似合う
○ヤン役はデイン・デハーン
世間の言う"若かりし頃のレオ様"さながらのイケメン。そりゃ人妻も惚れますw今までのマイナス温度キャラとは違って情熱的に恋するのは新鮮。


《レビュー》
フェルメールの絵なんて2つか3つ位しか見たことないけど窓辺の光に印象が残る。
(あらゆる場面で窓辺が活きる)
オランダだけど映画の都合で全部英語それはそれでしっくり。

チューリップフィーバー🌷は実際に起こった事。
人々は短命で儚く散る華の美しさの虜になったのはソフィアとヤンの燃える恋心に重なる。

主演の2人目当てで観たけど凄く良かった✨言葉少なくてもまるで必然であるかのように惹かれ合う美しい男女…いいねぇ(思わず溢れるw)
普段は不倫とか観ないけどコレは綺麗だし素敵だしあり😍

初めはラブラブ攻撃を喰らったけど最後はあっさり拍子抜けしそうな展開。
中盤のお家騒動のようなお芝居は完璧コメディ…展開としては3度美味しいね。
Asuuu

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